仕事で大切なコミュニケーション!

介護職員が日々の業務を通じて質の高い介護サービスを提供するには、担当の高齢者とのコミュニケーションの取り方についてしっかりと考えることが重要となります。特に、介護職員が不足している介護現場においては、一日に複数人の高齢者の介護業務を任されることもありますが、対応がおざなりにならないように、常に相手の立場になってコミュニケーションを取ることが肝心です。
また、高齢者に信頼をしてもらうためには、起床時や食事の前などに積極的に声掛けをしたり、健康上の不安や日々の問題について話を聞いたりすることも必要です。

一般的に、認知症など意思疎通が難しい病気や障害を抱えている高齢者と接する時には、上手く相手の気持ちが分からなかったり、ストレスが溜まってしまったりすることもあります。
そうした状況においても、介護の質の低下を防ぐために、赤ちゃん言葉などの失礼な言葉遣いをしないように心がけることが重要です。こちらにはその様な意図がないとしても、高齢者にとっては馬鹿にされたと感じる事があるため、言動には十分に気をつけましょう。

各地の介護施設や訪問介護事業所などでは、介護職員のコミュニケーションスキルの向上を目的として、グループワークやケーススタディなどの研修が行われることもあります。そこで、働きながら高齢者と良好な関係を築くうえで、こうした研修の機会を上手く利用することも有効です。
その他、スキルアップを図るうえで、定期的に介護業界に携わる人を対象とした外部の研修会などに参加をしたり、仕事の合間に上司や同僚と仕事に関する意見交換をしたりすることも大事です。